以下が僕の環境です。Core i5モデルで検証!
名称 | MacBook Air 2020 |
プロセッサー | 第10世代の1.1GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ |
RAM(メモリ) | 16GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ |
ストレージ | 512GB SSDストレージ |
グラフィック | Intel Iris Plus Graphics |
ディスプレイ | True Tone搭載Retinaディスプレイ 13.3インチ |
キーボード | バックライトMagic Keyboard – 英語(米国) |
大きさ | 幅30.41 × 奥行21.24 × 高さ0.41~1.61 cm |
重量 | 約1.29kg |
色 | スペースグレイ |
MacBook Air 2020で採用されたCore i5 1030NG7
Core i5と一筋に言っても、気になるのは型番です。そこで何が採用されているのか、Bootcamp時に、タスクマネージャーで確認してみました。
MacBook Air 2020に採用されているのは、「Core i5 1030NG7」というモデルらしい。はて?聞いたことがない。
一応IntelのIce Lake世代で最新のはずですが、ラインナップには載っていませんでした。市場に出回らない、Apple向けに製造されたものかもしれませんね。
調べたら製品仕様のページもありました。⬇
2019年モデルで採用された「Core i5 8210Y」と比較すると、2コア→4コアに倍増しているので、パフォーマンスが大きく向上しています。
そして、i5 1030NG7はちゃっかり6K出力にも対応しているようですね。
内蔵GPUは「Intel Iris Plus Graphics」。
これまた、最新世代の内蔵GPUのようです。
MacBook Air 2020は解像度が「2560×1600」となっており、フルHD「1920×1080」よりもより多くの描画性能が求められます。
内蔵グラフィックも進化していきますね!
MacBook Air 2020のCPU性能をベンチマークスコアで計測
- Cinebench R20
- Geekbench 5
- ドラゴンクエストX ベンチマーク
Cinebench R20
ベンチマークソフトを使ったことのある人なら、知らない人はいないであろう、ド定番のベンチマークソフト。
Geekbench 5
ドラゴンクエストX ベンチマークテスト
最後は、「ドラゴンクエストX ベンチマーク」です。
GPUの性能を測る時に、なぜかみんな使っている謎のソフト。どうしてこれなのか?…笑
一応このゲーム自体、低スペックPCでもプレイできるらしいので、内蔵グラフィックの性能を見るためにはもってこいですね。
よく使われるのはそのせいなのかも。
MacBook Airを購入する時に、内蔵グラフィックに期待しているという人はいないはずなので、ゲーム系ベンチはこれだけ動かしてみます。
解像度1280×720のフルスクリーン、標準品質でテスト。結果は、どうやら快適にプレイできるよう。
テスト中の映像を眺めていたのですが、キャラクターの走り方がみんなかわいくて、癒やされました。ありがとうございます。
せっかくベンチマークを回しているので、どうせなら設定を上げて再度、テストしてみました。結果がコチラ⬇
表示は全てフルスクリーンで計測しています。
【グラフィック設定】 | 【解像度】 | 【スコア】 | 【評価】 |
標準品質 | 1280×720 | 6878 | 快適 |
最高品質 | 1280×720 | 5833 | 快適 |
最高品質 | 1920×1080 | 3491 | 普通 |
フルHDの最高品質でも、評価は「普通」。ある程度プレイできるようです。
最近の内蔵グラフィックは軽いゲームなら問題なくこなせるようです。
近い将来、動画編集もゲームも内蔵グラフィックの時代が来るようになったりしませんかね?AMDの内蔵グラフィックはかなり優秀ですし。
実際の使用感は?
ベンチマークテストで数値を測定しても、それはあくまで理論値でしかありません。
大事なのは、実際にアプリケーションを動かしてみて、快適に動作するかどうかです。ということで、1ヶ月間使用してみた僕が、用途別でCPU性能を評価していきます。
僕は、基本的には遅延は許さないタイプなので、性能を厳しく評価していきます。無理なものは無理と言ってきますね。
ネット閲覧・動画閲覧
【判定】 超余裕
Chromeでメモリが許す限り、タブを大量に開いて作業しても、もたつくことは全くありません。
動画閲覧に関しても、内蔵グラフィックがそれなりに優秀なので4K動画も快適に見れます。
4コア化したことで、普段のネット閲覧がより快適になりましたね!
参考までに、僕が常時、稼働させているアプリケーションがコチラです⬇
- Bandwidth+(通信量を測定する)
- Better Touch Tool(タッチパッドを高性能にする)
- Clipy(クリップボードの履歴が見れる)
- Yoink(コピー可能なオブジェクトを画面左端に、一時保存できる)
- Magnet(ウィンドウの操作を高性能にする)
- Alfred(多機能なランチャーアプリ)
この環境下でも、快適に動かすことができているので、PC性能を気にすることなくカスタマイズが可能です。
プログラミング
【判定】 余裕(例外あり)
Macではおなじみの開発環境、「Xcode」とMicrosoft開発の「Visual Studio」を使ってプログラミングをしてみました。
XcodeではコンソールをC++で適当に試し打ち。Visual Studioでは、フォームアプリケーションをC#で作ってみましたが、問題なく動かせます。
しかし、大規模な並列処理プログラムや3Dゲーム開発では非力ですよ。初心者が簡単なプログラミングをする、または業務系の開発なら可能です。
動画編集
【判定】 普通(状況によっては無理)
iMovieを使って、フルHDの動画をカットやテロップ、早送りと簡単なエフェクトを入れて作業してみました。
特にモタつくことなく作業はできますが、それはフルHDかつ、10分そこらの動画だったために、負荷が少ないからだったと思われます。
長時間の動画や4K動画を、MacBook Air 2020で行うには、荷が重いです。試さなくても、4コアでは厳しいとわかります。
まあ、そもそも動画編集をするためにAirを買う人はいないでしょうけど笑
簡単な動画編集なら、そつなくこなせる性能を持っています。
MacBook Air 2020では、CPU性能が格段に向上しましたが、依然として動画編集のようなクリエイティブ作業には向きません。
執筆作業や簡単なプログラミングなどの用途を目的に、Macを使いたい方にとっては最高のノートPCと言えます!
Windows信者である僕のMacに対する全体的な評価もまとめています。⬇
まとめ
MacBook Air 2020のCore i5モデルは従来の製品と比較して、非常にコスパに優れたモデルだと思います。
CPUが大幅にパワーアップし、ストレージやキーボードの改良も施されたため、型落ちとなっても人気のモデルになると思われます。