こんにちは。「ほとり」です。
パソコンってどこで買うべきかわからないですよね。
家電量販店へ行ってもどれも見た目が違うだけのように見えるし、ネットだと実物が見れないという不安もあると思います。
今回は、始めてパソコンを購入するという方向けに、パソコンの購入場所について説明していこうと思います。

パソコンはどこで買うべき?
パソコンを買う時には、以下のルートから選択して購入することになります。
- 家電量販店(ヤマダ電機やビックカメラなど)
- メーカー直販サイト(NECや富士通などの製品公式サイト)
- 大手通販サイト(Amazonや楽天)
- 大手BTOショップ(ドスパラやG-Tune)
- オークション・フリマサービス(ヤフオク!やメルカリ)
- 自作パソコン(パーツを集めて組み立てる)
それぞれについて解説していきます。
家電量販店
家電量販店の良さはなんといっても実物を見て選べる安心感です。
家電量販店以外で買うとなると、どうしても画面越しでしか見た目を確認することができません。デザインや色合いなど、想像した通りのものが手に入らない可能性もあります。
その点、自分が購入した時の使用感を触ってイメージしながら購入することができるのは家電量販店の大きなメリットと言えるでしょう。
また、わからないところを店員さんに質問できる点もメリットと言えます。自分でわざわざ調べる必要がないので、店員さんに任せてしまえば苦労することなくパソコンを購入することができます。
パソコンに不具合が起きた時には、店舗に持っていってサポートもしてくれます。
逆に悪い点と言えば、やはり価格が高いという点は無視できないでしょう。
人を雇って店舗を構えて販売していますし、広告費なども掛かっているので必然的に価格が高くなります。
○サポート充実
✖カスタマイズ性に劣る
✖…..
※注意!
家電量販店についてはさらに後述します

メーカー直販サイト
メーカー直販サイトの良さは、店舗よりも安く購入できる点です。
家電量販店のように人件費や店舗費があまり掛かっていないため、同じ製品でもメーカー直販サイトで購入したほうが安く購入することができます。
さらに、割引キャンペーンのタイミングを狙えば、家電量販店よりも数万安く購入できることもザラにあります。
メーカー直販サイトでは、メーカーの長期保証も付けることができます。家電量販店と同様、保証期間が長いので安心感があります。
○店舗より安く購入できる
○サポート充実

大手通販サイト
大手通販サイトの良さは、品揃えが豊富という点です。
大手通販サイトはとにかく品揃えが豊富です。(2回言いました笑)
国内メーカーだけでなく、海外メーカーも多数販売されているため種類がとても多いです。
また、大手通販サイトも価格が安いです。パソコンに限らず、ここで電化製品を購入するという人も多いのではないでしょうか。
大手通販サイトでパソコンを選ぶ時には性能以外にレビューも参考にしてください。
悪い点は、メーカー直販サイト同様、パソコン選びの知識が必要になるという点です。
メーカー直販サイト同様と言いましたが、正確にはコチラの方がもう少し知識が必要です。大手通販サイトでは、多種多様な製品が存在するため、パーツなどの知識がある程度必要になります。
○品揃えが豊富
✖カスタマイズ性に劣る

BTOショップ
BTOショップの良さは、安さとカスタマイズ性を両立している点です。
BTOショップのパソコンは、CPUやメモリ、ストレージなどの各パーツを細かに選択でき、メーカー直販や大手通販サイトよりもカスタマイズ性に優れています。
それでいて価格も安く、保証の関しても問題はありません。
人によっては、「BTOってゲーミングPCを購入するところでしょ?」なんて思った人もいるかもしれません。しかし、BTOショップはゲーム用パソコンのみならず事務用途で使える安価なパソコンも取り揃えています。
ゲームをしない人でも、パソコンの購入にBTOショップを選ぶのは良い選択肢と言えます。
○カスタマイズ性に優れる
○ゲーム用PCに特に強い
✖パソコン選びに多少の知識が必要
BTOって何?
まず、BTOとは何かというと
BTO(Build To Order)= 受注生産方式
注文を受けてから製品を製造し、発送する販売方式のことです。希望の構成にカスタマイズすることができ、完成品の動作チェック、品質確認を行ってくれているため安心感もあります。

オークション・フリマサービス
オークション・フリマサービスの良さは、圧倒的な安さで手に入る可能性がある点です。
しかし、購入ルートとして記載はしましたが、オークション・フリマサービスでの購入は
圧倒的におすすめしません。
理由としては安さ以外でのメリットが皆無だからです。
- 実物を生で見れない
- 安定動作品が届くかわからない
- 保証なんて無い
- カスタマイズもまあできない
- 知識がしっかり必要
初心者が新しくパソコンを購入する場合にオークション・フリマサービスを使うことは、まずおすすめできません。
パソコンに深い知識があり、改造するつもりなどの上級者でないと利用することは難しいでしょう。
○とても安く購入できる可能性がある
✖安定動作品でない可能性あり
✖保証なし
✖カスタマイズ性に劣る
✖パソコン選びに知識が必要

自作パソコン
自作パソコンの良さは、安さや性能、デザイン、カスタマイズ性に無限の可能性がある点です。
自作パソコンではその名の通り、パーツを揃えて自分でパソコンを組み立てることになります。
パーツの購入方法によってはとても安く、そして種類が非常に多いのでカスタマイズ性はピカイチです。
パーツ選びや組み立てに関しての知識が必要になりますが、そのぶん使用時の満足度は一番高いと思います。また、一度知識を身に着けてしまえば、パーツ交換や増設に対応することができるため、サポートが必要無くなります。
○カスタマイズ性が抜群
○修理や交換、増設に対応できる
✖ノートパソコンは基本的に自作できない

家電量販店をおすすめしない理由
家電量販店でのパソコン購入をおすすめしない理由が以下の5つです。
- 価格が高い
- カスタマイズ性が皆無
- 種類が少ない
- 用途に見合わないパソコンを勧められる
- それほど店員さんもパソコンに詳しくない
1つずつ解説していきます。
価格が高い
家電量販店のパソコンはとにかく価格が高いです。
ここで、某家電量販店のチラシにあったパソコンと、某BTOショップのパソコンを比較した表を以下に記します。
某家電量販店 | 某BTOショップ | |
OS | Windows10 Home | Windows10 Home |
Officeソフト | Microsoft Ofiice Home & Business 2019 | Microsoft Ofiice Home & Business 2019 |
ウイルス対策ソフト | ウイルスバスタークラウド1年版 | ノートンセキュリティ1年版 |
CPU | Core i7 8550U | Core i5 8250U |
メモリ | 4GB | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB |
グラフィック | インテルUHDグラフィックス620 | インテルUHDグラフィックス620 |
価格 | 税込 131,780円 | 税込 100,780円 |
違いのある項目は赤く表記しました。
ウイルス対策ソフトについては、両製品でセキュリティ性能に大きな差はありません。
また、CPUに関してもi5とi7で大きく性能が異なるように思われますが、こちらも大して差はありません。⬇
Core i5 8250U (4コア8スレッド) PassMarkスコア 7600点
Core i7 8550U (4コア8スレッド) PassMarkスコア 8300点
コチラのサイトを参考にさせていただきました!PC自由帳 CPU性能比較表
どちらもスコア6000点を優に超えており、i7はi5の約9%ほどしか性能UPしていないので、体感できるほどの性能差があるとは言えないでしょう。データを見れば明らかとなります。
そして、注目すべきはメモリ容量です。4GBと8GBでは使用感が全く異なります。8GBであれば余裕を持って安心してパソコンを使うことができますが、4GBでは容量不足によってPCが重たくなり、不満を感じる可能性があります。
ここまでのデータから比較すると、顕著に性能差があるといえるのはメモリ容量の4GBと8GBでした。
今回の比較では、性能は家電量販店のパソコンの方が低いのに、価格はBTOショップのパソコンと比較して3万1000円も高いことがわかります。
価格の安さを考慮するのであれば、家電量販店は選択肢にはなりません。

カスタマイズ性が皆無
家電量販店で販売されているパソコンは、基本的にパーツ構成を変更することができません。
「ExcelやWordなどのOfficeソフトが必要ないから外して!」といったことができないので、選択肢の幅はかなり狭いです。
多少、希望の構成のパソコンでなくても、そこに置いてある性能の決まったパソコンから購入することになります。
種類が少ない
家電量販店に陳列されているパソコンは、通販サイトと比較すると国内大手メーカーと海外大手メーカー数社のものしか販売されていません。
通販サイトと比較するとどうしてもラインナップの少なさが目立ってしまいます。
地方の店舗であればそれが顕著に表れるでしょう。
用途に見合わないパソコンを勧められる
筆者が考える、家電量販店をおすすめしない最大の理由がこれです。
ネットやメールぐらいの用途でしか使わないのに、無駄に性能の高いPCを勧められたり、とにかく店側で売ってしまいたいPCを紹介されたりされることがあります。
例
「できるだけ価格を抑えたかったけど15万するパソコンを買ってしまった…」
「70歳の祖母の実家に行ったら20万するゲーミングPCを買わされてた。これからゲーム実況でもするの?」
これには、家電量販店のノルマが関係しています。
業界では個人の売上や、指定商品の売上、契約数など様々なノルマが課せられている場合があります。
このノルマの達成が個人の評価につながっていくので、店員自身にとってはおのずとノルマを気にして商売をすることになります。
その結果、先ほどの例のようなことが起こってしまうのです。
パソコンの知識が無くて家電量販店に行くと同じような目に合う可能性があります。
逆に、パソコンの知識が無いなら家電量販店に行くべきではないとも言えますね。
それほど店員さんもパソコンに詳しくない
パソコンに詳しくない人がいろいろ聞こうとして店員さんに質問しても、ちゃんとした答えが返ってくることは少ないかもしれません。
挙げ句の果てに何でもできるであろう価格の高いパソコンを勧めてくることもあるでしょう。
家電量販店はパソコンの専門店ではなく、パソコンは店の一商品でしかないのです。
パソコンについていろいろ質問したいのであれば、BTOメーカーの実店舗に行くほうがおすすめです。
結局、どこで買えばいい?
ここでは、筆者が考える購入ルートのおすすめをまとめます。
購入ルート | どんな人におすすめか |
家電量販店 | 価格や性能はどうでもいいから、ちゃんと実物を見て決めたい! |
メーカー直販サイト | 大手メーカーの安心感と安さを両立したPCがほしい! |
大手通販サイト | 多くの種類からじっくり、安く手軽に選びたい! |
BTOショップ | 性能や構成、安さも追求したPCが欲しい!ゲーム用PCが欲しい! |
オークション・フリマサービス | リスク承知で圧倒的に安く手に入れたい! |
自作パソコン | 知識があるから全ての面でこだわり抜いた自分だけのPCがほしい! |
筆者の個人的なおすすめとしては、本当にパソコンの右も左もわからない初心者の方で、知識を入れるのも面倒だという人はメーカー直販サイトでの購入がベストになるのではないかなと考えています。
ただ、知識を入れるといっても大して難しい話ではなく、少しでも性能や価格にこだわりがある人ならBTOショップか大手通販サイトがおすすめです。
そして、筆者のように価格と性能とデザインとカスタマイズ性、購入後の拡張性など全ての面でこだわり抜いたデスクトップPCがいいなら自作パソコンとなります。

まとめ
今回はパソコンの購入場所と、家電量販店での購入をおすすめしない理由について解説していきました。
どの購入ルートも一長一短ありますが、一番大事なのは用途にしっかり合ったパソコンが手に入るかどうかだと思っています。
この記事がパソコンの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
後日、ノートパソコンの選び方についての記事も書こうと思います。
